これが現実・・・埋まらない日本と世界のオーガニック事情

健康

近年、世界各国でオーガニック市場が急速に拡大しています。身近な日本国内でも、いろんなシーンで「オーガニック」という言葉を目にしたり耳にするようになりました。では、日本以外の世界各国のオーガニック事情はどんな状況なのでしょうか?

今回はそんな世界と日本のオーガニック事情についてご紹介していきます。

日本はオーガニック先進国?

IBUKI
IBUKI

日本のオーガニック事情はどんな感じだと思う?

MIKAN
MIKAN

一昔前よりは確実に増えてると思うけどな!

SDGsとかも盛り上がってるし、オーガニック系のお店や商品も増えてるから

いい感じなんじゃない?

たしかに日本でも徐々にオーガニックなどが増えつつあります。でも、結論から言うと日本はまだまだオーガニック後進国と言えるでしょう。

その理由の一つに、政府や行政が有機農業に対してとても消極的だということです。オーガニック先進国と言われる国は、国政として有機農業を支援しています。また、日本はオーガニック認証機関も少なく、「有機JASマーク」を取得するのに年間10万円ほどかかります。基準を満たしていても認証マークの取得に維持費が重く、あえて取得しない企業も存在します。

★日本の認証マーク・・・JASマーク

IBUKI
IBUKI

こういった背景もあって、なかなか広がりにくい状況になって

日本はオーガニック後進国と呼ばれてるんだね(-_-;)

世界各国の状況

ではそんな日本に対し、世界各国に状況はどんな感じでしょうか。

■アメリカ

オーガニック大国であるアメリカはここ十数年でオーガニックマーケットが急速に拡大しています。アメリカは日本のように保険制度が十分に整っていないので、病気になると高額の医療費がかかってしまうため、必然的に健康に意識の高い国民性が構築されます。

★アメリカの認証マーク・・・USDAオーガニック認証

※アメリカでは95%以上の有機原料を使用したものでないと、オーガニックマークを付けることができません。

■ドイツ

ドイツはオーガニック発祥の地とも言われており、世界でもトップクラスのオーガニック市場を誇っています。ドイツでは生産者や研究者に対して手厚い公的財産支援があるため、ノウハウの錬磨もすごく、オーガニック市場は広がり続けています。

★ドイツの認証マーク・・・ドイツ政府認定 Bio Siegel(ビオシーゲル)

※ドイツではスーパーなどに当たり前にオーガニック製品が並びます。日常の中にオーガニックが自然に組み込まれている感じです。

■フランス

フランスにはオーガニックを専門に扱う店も多く、近年かなり定着してきているようです。

2000年代にフランス政府は有機農業庁を設置し、有機農業の開発や促進を加速させています。

★フランスの認証マーク・・・ABラベル

■中国

現在中国は、世界のオーガニック市場において第4位とアジアの中でもトップになっています。1980年代からオーガニック農業の成長に力を注ぎ、様々な規制を設けオーガニック認証機関も増加しています。

※中国=農薬といったイメージは、もはや古いものとなり状況は覆っています。

■タイ

タイはアジア各国の中でもオーガニック先進国と言われています。

オーガニック認証機関こそまだ少ないものの、アメリカやヨーロッパの認証機関で特許を取得し安全性を示しているオーガニックコスメなども普及しています。

※タイで生まれたオーガニックブランド「Mt.Sapola」はアジア各国でも愛用されています。

まとめ

いかかだったでしょうか?日本と世界のオーガニック事情の差や事情をまとめると、

  • 日本→まだまだオーガニック後進国
  • アメリカ→世界トップクラスのオーガニック大国
  • ドイツ→オーガニック発祥の地であり日常的に取り込まれている
  • フランス→国を挙げてオーガニック促進をし、定着してきてる
  • 中国→アジアトップのオーガニック成長拡大国
  • タイ→アメリカやヨーロッパの認証を取得している

こんな感じです。世界と比べると日本のオーガニックはまだまだ規模も質もコンパクトですが、消費者である私たちが少しずつでも手に取る機会が増えれば、必ず広がりを見せるはずです!まずは認証マークがついているものを選ぶなど、できることから始めていきませんか?

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